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女体化です
→一騎さん200年以上生きたのちに、無に還った…と思いきや女の子として転生して、16歳の時に皆城総士として生まれた総士(19歳)に出会ってしっちゃかめっちゃかする話が書きたいけどなんかややこしいから妄想したとこだけ書く卑怯な手に出る。
前提として、皆城さんは真壁家に下宿とかそういうので厄介になることになって一騎さんの存在を知る。
一騎さんは最初知らんぷりで皆城さんに接してる。だから皆城さんは記憶が無いって判断。もしくは一騎さんにすごいにてる女の子と思うことに。でも一緒にすごしてるうちにもしかして記憶があるんじゃって思い始めて、けどそれだと知らんぷりする理由も、自分と距離を置いてる理由もわからない。とかですったもんだの末なんでか一騎さんに押し倒されてマウント取られてるシーンから私にしか意味の分からない文章が続きを読む的なあれから始まるthe beginning
→一騎さん200年以上生きたのちに、無に還った…と思いきや女の子として転生して、16歳の時に皆城総士として生まれた総士(19歳)に出会ってしっちゃかめっちゃかする話が書きたいけどなんかややこしいから妄想したとこだけ書く卑怯な手に出る。
前提として、皆城さんは真壁家に下宿とかそういうので厄介になることになって一騎さんの存在を知る。
一騎さんは最初知らんぷりで皆城さんに接してる。だから皆城さんは記憶が無いって判断。もしくは一騎さんにすごいにてる女の子と思うことに。でも一緒にすごしてるうちにもしかして記憶があるんじゃって思い始めて、けどそれだと知らんぷりする理由も、自分と距離を置いてる理由もわからない。とかですったもんだの末なんでか一騎さんに押し倒されてマウント取られてるシーンから私にしか意味の分からない文章が続きを読む的なあれから始まるthe beginning
女体化です!!
「10人……お前も入れたら11人になるな」
まるで感情の読めない朽葉色で僕を見下ろした彼……いや、彼女の白い指が喉元をついと撫でる。――今年で16歳だと言ったか。が、その所作に、瞳に、まだまだ少女の域を出ない面立ちには不釣り合いな、大人びた空気が漂っていた。
「最初の、皆城総士が地平線を越えてから俺が出会ったそうしたちだ。大体20代で生存限界が来て、そのたび俺は結晶の中から赤ん坊を取り出した」
泣いているような声だった。けれど一騎の瞳は依然乾いていて、赤とも茶とも、金ともつかない、不思議な色の瞳が静かにそこに在るだけだった。
「どのそうしも、地平線を越える度に次のそうしを俺に託した」
喉を撫でていた指先が左目に移る。傷がある場所を辿っているのだろう。
「そうしはいつだって俺に会う道を選んでくれた。でも俺は、もう会えないお前が増える度、心がちょっとずつ死んでいってた」
左目に触れているのとは別の腕に目を移す。記憶にある「真壁一騎」の腕よりも随分と細い。けれど成人男性である筈の僕の右腕を抑えつけている腕力は彼のサヴァン症候群の名残のようなものだろうか。
手首に回された五指には、指輪のような跡がくっきりと浮かんでいた。もう片方の手にも同様に。産まれてから一度もファフナーに乗ったことがない少女の指には、14のとき突然この跡が浮かんで来たのだと言う。おそらくは、僕の左目の傷のように。
「俺は間違いなくお前の知ってる真壁一騎だよ。二十年前、心をぜんぶなくして抜け殻になって死んだ俺じゃない。だけど、わかるだろ。おまえのほうが、俺よりずっと、わかってるだろ。俺たちが何もしてなくても、この体が、昔の俺たちと同じように成長してるって」
僕の心臓へと移動した一騎の手のひらが震えている。表情からは全く読めないのに、彼女の体は全身で不安と、小さな恐怖を訴えかけて来ていた。
5年前――15になる年、僕の体は砕け散りはしなかった。けれど、その日を境に毎年、健康診断に引っかかるようになった。原因は不明だが、体の組織がまるごと変わってしまって、生きて、動いているのが不思議な状態なのだという。首を傾ける医者達。唯一、その症状に心当たりがあったのは、他でもない僕自身であった。かれらが見ているカルテに示されている数値は全て、「あの時の僕」が何度も確認したそれと同等のものなのだろう。
もし僕が、僕たちが、2131年に生まれたあの「ぼくら」の生きた道を辿るように成長しているのであれば、光の加減によっては赤く見える彼女の瞳は今、視力を失いつつあるのかもしれない。
彼女の不安の形が少しずつ、僕の目にも見えてきた。それと比例するよいに、腹の底から、叫び出したいような、何か堪らない感情が噴き出してくるような、そんな感覚が込み上げて来るのを感じる。愛しいとか、恋しいとか、そんなものよりもっと衝動的で、暴力的な。
彼女は今、自分が何を暴露しているのか、この僕に、何をさらけ出してしまっているのか、わかっているのだろうか。
目を伏せたこどもが、この数ヶ月の沈黙がまるで嘘であったかのように滔々と胸のうちをこちらに零す。
「俺がなんでこんな……女の子の体で生まれたのかとか、そういうのは全然わからない。でも、はっきりわかることだってある。……もうすぐだ。あと3ヶ月、あと3ヶ月したら、きっと、おまえが」
彼女が全てを言い終わる前に、僕はそのちいさな身体を引いて腕の中に抱き込んでいた。ほんとうに小さい。ニヒトに乗っていたときのことを思い出した。マークザインになった彼は小さくて、よく僕はその白銀の機体の盾のような役割を担っていた。込み上げて来たのはやはり、その時と寸分違わない感情だった。
守らなくてはいけない。彼女を。
僕がいてやらなくてはいけない。彼女のそばに。
ぼくのこの思い上がりを許すのもまた、ただ一人。この腕の中の存在だけなのだ。
「……そうし?」
額を胸に押し付けさせられたまま身動きの取れない一騎が、小さく呼び掛けてくる。それに答えるように頭を撫でて、深く息を吐く。
「もし、…もし、だ」
「……なんだよ」
離れようと身動ぎする体をより強く抱きしめることで封じて、言葉を繋ぐ。
「僕が3ヶ月後、変わらずここにいられることができたら」
「……っ」
そんなの、言おうと顔を上げた一騎の唇を塞ぐ。色を濃くした瞳がまるく見開かれた。状況を理解するや否や紅潮した頬や力の抜けた体を見るに、恐らく、彼女が僕に向けていた感情の正体というのはこれで間違いなさそうだ。頭の底が歓喜で痺れるような感覚がして、理性がぐらつく。舌を入れてしまいたい衝動をやり過ごして言葉を続けた。
「許してくれるだろうか。もう一度、お前と生きる未来を望むことを」
「そんな…」
朽葉色が揺れて、戸惑ったように視線がうろつく。暗い海の底に沈められていた期待が膨らんで、こちらまで顔を出しているようだった。今目のまえにいるのは、一騎の顔をした得体の知れない少女ではない。間違いなく、僕の死知っている真壁一騎その人だった。
おわり!
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